エゴサ

鍵垢なので店名は伏せるけど、Meyouちゃんが今晩某店に行かれるとのツイート見てググったら10年ぶりの新作出してたし、金魚のリメイク入ってて嬉しすぎる。 

Meyouの「~Sea muse~」を @AppleMusic で聴こう。https://t.co/ahrTD9MILD 

 

2017年現在、歌手との距離感はすごく近くなったよね。それはエンタメ業界と近しい東京ホモを俺がやってるからでもあるんだけど。北海道で高校生をやっていたころは、メジャー歌手はブラウン管の向こう側、断絶された世界で生きてる人たちだった。今はゲイバーやネットという薄皮一枚を隔てて、同じ世界で生きてる人だっていう実感がある。大森靖子ちゃんなんかはエゴサして向こうからTwitterフォローしてくるしね(彼女の距離感の詰め方は本当にすごい)。


エゴサで思い出すのはORITOさん(故43歳 2008年)。日本のソウル界隈では有名だった方。彼もエゴサをする方でした。高校生の俺は今よりさらに暴言クソ野郎で、はてなダイアリーで「ORITOさんの声が苦手」って書いたり、mixiで「曲は良いけど声が細くてソウルって感じじゃないよね」と書きなぐっていた。すべて彼に見られるとは思わずに。声質はそうそう変えられるものじゃないのに暴言はかれて、それを読んだORITOさんはなんて思ったんだろう。(mixiの足跡やリファラで読まれていたのは確実)

 

上京して1年。ORITOさんが急死した。本当にショックだった。文句を言いつつCD買ってて好きだったから。「次こそは行こう」と高円寺で定期的にやってたライブのスケジュールを見ていた頃だった。彼が暴言書かれたことにブチ切れて晒しでもしてくれてたらまだ気がラクだった。そんなことはしないタイプの人なんだろうけど。亡くなってしまったからもう謝れないし、今も心のシコリになっている。


今でもふとした時に口ずさむ感謝の歌。


ORITO 感謝の歌 2006.7.5 at JIROKICHI (full length)