ゆっこちゃんノベルマッピング

 わたくし体験設計というものの社会人学校へ行っておりまして、端的に言うと「出会ってから再度使うまでの、時間軸全体を意識したサービスづくりをしよう!」という授業でございます。流行りの言葉だと「UX」のことですね。

 

 先日はストーリーマッピングという授業を受けてきました。ストーリーマッピングがなにかというと「サービスの構想」「全体像のストーリー」を書く方法です。三が日に放送され、私のTLで大不評だった「君の名は。」のこちらがイメージ近いです。

※「君の名は。」は時間の構造、溜めと引き、伏線の収束、とても気持ち良くて私は大好きです。

 脚本を作るうえで、観客のテンションの動きが視覚化されて、とても便利だと思いませんか?実際のサービスを作る上でも、顧客の心の動きを時間に合わせて正しく図にできれば、指標として大いに役立ち「とりあえずやってみよう!」というクソ昭和マインドが発生することも減ると思います。アディオス、無駄機能に時間を費やすアンハッピーライフ。

 そのシナリオをつくるためのポイントがこちら

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プロットポイント

  1. 状況説明
  2. 事件や問題の発生
  3. 盛り上げ・危機
  4. クライマックスと解決
  5. 落とし込み
  6. エンディング

 一般的な話もこの構成ですよね。並行で複数の流れがかさなったり、TVドラマだと次回へのクリフハンガーを設定したり。

 

 で、今回わざわざ授業のことを書いたのは、「ゆっこちゃんがこの前書いてたお話、ちゃんと流れ通り作っててすごいな。無意識でやってるのかな。」と講義を聞きながら感動して、ちょっと整理してみたくなったから。本人の事後承諾でいっか、と書きなぐってます。

 読んでない方はまずはこちらを読んでいただきたい。私は、矛盾・違和感を抱えながら痛みに気づいていない・気づかないふりをしてる人が大好きなんですが、そんなお話です。

dobu-dog.hatenablog.com

 

 ちゃんといろんな描写で肉付けしてるのに申し訳ないけれど、追剥レイプすると下の図じゃない?すごくすんなりはまるよね?これ無意識で書いてるなら本当にすごいし、意識的にしてるなら自然に読ませる力があってすごいよね。

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 私もゲイと東京 — インスタントコーヒー を寄稿したのだけれど、盛り上げポイント薄いよな、やおいの「山なし、落ちなし、意味なし」の山なしだな、山梨さくらんぼ美味しい、って思った。学び。

 ちなみに授業では前のコマで「リーンキャンバス」というサービスの情報を整理した表を作成していて、そちらからサービスのストーリーを作りました。けっこうスムーズにいった。読み物としての創作も、キャンバスを先に書いてからストーリーマッピングに変換して、最終的にお話にしても面白いかも。読み手にどう思ってほしいかに着目した文章が書けるはず。

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